お子様の予防接種には
たいへん便利な当院の予防接種予約システムをぜひご利用ください。
スマートフォン、携帯、パソコンから予約できます。
これまで受けたワクチンの名前と日付を初回だけ入力しておけば、自動で摂取可能なワクチンが表示されます。ワクチンを選択すると予約可能日時が表示されます。また、同時に予約可能なワクチンも表示されます。
うっかり接種忘れのため、メールで予防接種のご案内もお届けします。
乳幼児は抵抗力が未熟
赤ちゃんや幼児は病気に対する抵抗力が未熟ですし、母親から授かった免疫(抵抗力)も生後数ヶ月が経過すれば弱まってきます。そうすると赤ちゃんの体は病気(感染症)に罹りやすくなってしまいます。病気に罹ってしまうと、重い後遺症が残ったり、生命の危険にさらされたりすることもあります。
生後約2ヶ月がワクチンデビュー
そうした事態を未然に防ぐために必要になってくるのが、病原体(ウイルスや細菌)に対する免疫をつくり出すワクチンの接種、つまり予防接種です。
予防接種は病気(感染症)に罹らないよう、またたとえ罹っても症状がひどくならないように実施します。一般的には生後約2ヶ月がワクチンデビューのタイミングです。
当クリニックでは、お子様の予防接種を行っておりますので、ご予約の上、接種をお受けください。
お持ちいただくもの
予防接種手帳についている予診票 (必ず事前に記入してください)、予防接種券、母子健康手帳など
※万一の副反応に備えて、接種後30分程度は接種場所の近くに留まっていましょう。接種当日はいつも通りの生活をして構いませんが、激しい運動は避けます。接種後、体調の変化が見られた際は、すぐに医師にご相談ください。
生ワクチンと不活化ワクチンについて
生ワクチン
生きた病原体(細菌やウイルス)の病原性を弱めたものを接種して感染させ、免疫(抵抗力)をつけるワクチンです。
その病気に罹ったのと同様の強い免疫が得られます。そのため接種回数は不活化ワクチンと比べ、少なくて済みます。
また、次に違う種類のワクチンを接種する場合は、注射生ワクチンどうしを接種する場合は4週(中27日)以上の間隔を空ける必要があります。
不活化ワクチン
細菌やウイルスにホルマリンや紫外線による処理を加え、免疫をつけるのに必要な成分だけを残して、増殖性や毒性を無くしたワクチンです。
生ワクチンと異なり、十分な免疫をつけるには、数回の追加接種が必要になります(※接種回数は、ワクチンの種類によってそれぞれ異なります)。また、次に違う種類のワクチンを接種する場合は、前のワクチン接種からの間隔にかかわらず、次のワクチンの接種を受けることができます。
※新型コロナワクチンと、インフルエンザワクチン以外のワクチンの接種間隔は13日以上空けることとしています。
定期接種と任意接種
予防接種には、以下に記すように「定期接種」と「任意接種」の2種類があります。
定期接種
国が「一定の年齢になったら受けるように努めなければいけない」(接種の勧奨)と規定しているワクチンです。 接種費用は対象年齢内・規定回数内であれば、基本的に公費で負担されます(対象年齢や規定回数を超えたり、指定の医療機関以外で受けたりした場合の接種費用は、全額自己負担となります)。
ワクチン | 標準的接種期間 | 接種回数 |
---|---|---|
ロタウイルス 【生ワクチン】 |
生後6週0日後から (初回接種は生後14週6日まで) |
ロタリックスは生後24週0日後まで 2回 ロタテックは生後32週0日後まで 3回 |
ヒブワクチン 【不活化ワクチン】 |
生後2ヶ月~5歳未満 | 1~4回(接種開始年齢によって異なります) |
小児肺炎球菌ワクチン 【不活化ワクチン】 |
生後2ヶ月~5歳未満 | 1~4回(接種開始年齢によって異なります) |
5種混合ワクチン 【不活化ワクチン】 |
生後2か月~7歳6か月未満 | 4回 |
4種混合ワクチン 【不活化ワクチン】 |
生後2ヶ月~7歳6ヶ月未満 | 4回 |
3種混合ワクチン 【不活化ワクチン】 |
生後3ヶ月~7歳6ヶ月未満 | 4回 |
不活化ポリオワクチン 【不活化ワクチン】 |
生後3ヶ月~7歳6ヶ月未満 | 4回 |
2種混合ワクチン 【不活化ワクチン】 |
11歳~13歳未満(標準的な接種年齢11歳から12歳に達するまでの期間) | 1回 |
水痘ワクチン 【生ワクチン】 |
1歳~3歳未満 | 2回 |
BCGワクチン 【生ワクチン】 |
1歳未満 | 1回 |
MR(麻疹・風疹混合)ワクチン 【生ワクチン】 |
1期 12か月から24か月未満の間 2期 小学校入学前の1年間 |
2回(1期を1回、2期を1回) |
日本脳炎ワクチン 【不活化ワクチン】 |
1期 3歳以上7歳6か月未満 (日本脳炎流行地域などは生後6か月から接種開始できます。) 2期 9歳以上13歳未満 |
4回 |
B型肝炎 【不活化ワクチン】 |
1歳未満(標準的な接種期間 は生後2か月から9か月) | 3回 |
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン 【不活化ワクチン】 |
小学校6年生~高校1年相当の女子 | サーバリックス、ガダーシル 3回 シルガード9 15歳未満は2回接種でも可、15歳以上は3回 |
詳しくは加古川市の予防接種ページをご覧ください。
任意接種
定期接種以外の予防接種です。「任意」とは、受けなくても良い予防接種といった意味合いではなく、どれも大切なものばかりです。費用は基本的に自費になりますが、それでもやはり接種を受けられるよう、お勧めいたします。
当院取り扱いの任意接種ワクチン
インフルエンザ(例年10月~翌年2月頃が接種シーズンです。ワクチンの取り扱い時期が決定しましたらTOPページの「おしらせ」欄でご案内いたします。
おたふくかぜ、3種混合、不活化ポリオワクチンなど、お電話にてお問い合わせください。
加古川市では、おたふくかぜ1回2,000円(1~4歳未満)、3種混合ワクチン2,000円(5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間)の任意接種費用の一部助成があります。
インフルエンザ予防接種問診票
下記ボタンから問診票(予診票)がダウンロードできます。ご自宅での予診票のご記入もできますのでご利用ください。
集団生活に入る前に
保育園や幼稚園などの「集団生活」に入ると、ウイルスなどの病原微生物に接する機会が急増します。
入園前には、お子様の接種状況を確認し直し、「接種漏れ」や「任意接種」などについては、可能な範囲で受けておくようにすると良いでしょう。